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ヨセワン

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週間碁の今週号からヨセの問題を掲載しています。

9路盤で黒から正しく打つと1目勝ちになります。

是非チャレンジしてみてください。


碁聖戦第4局

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碁聖戦第4局は日本棋院中部総本部で打たれます。

中部総本部で挑戦手合いが打たれるのは、昭和52年天元戦第4局島村先生と苑田8段「当時」

以来34年ぶりではないかと思います。

この局に勝って65歳で天元になった島村先生の姿が今でも目に焼き付いています。

34年前というとちょうど羽根さんが生まれたころ。

時の流れを感じます。

碁聖戦解説会

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名人戦はまたしても羽根ー山下のプレーオフ。

8月8日に打たれます。

碁聖戦第4局の解説会はやらないんですかとの問い合わせをいただきました。

もちろんやります。

3時からです。

今回の碁聖戦解説会は東日本震災のチャリティーでお願いしています。

皆様のお越しをお待ちしています。

なお第5局は29日に関西棋院で打たれる予定です。

中部総本部は休館日ですが、もし打たれれば、3時から解説会を行います。

仙台七夕震災復興囲碁まつり

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8月6日、7日、8日、の3日間仙台に行ってきました。

海外、全国から寄せられた「被災された支部や東北の囲碁ファンのための基金タケフ基金」で、

震災復興囲碁まつりを開催。

そして被災された支部を訪問しました。

参加棋士は小林光一九段はじめ8名。

6日の囲碁まつりは小林九段対地元仙台出身14歳の一力初段の公開対局。

100面打ちを2回。そして地元の方との懇親会。

公開対局では一力初段が勝ち会場は大盛り上がり。

懇親会では、地元の方から震災の時の状況や現在の状況などいろんなお話を伺いました。

2日、3日目は棋士が分散して各支部や仮設住宅を訪問しました。

私の行った多賀城支部は市の3割が津波の被害にあわれたそうです。

信田六段と2人で指導碁を打ってきました。

夜は各地に散らばった棋士や職員が連絡を取りあって仙台の街で一杯。

心が一つになって一体感を感じました。

 

 

 

 

夏休みジュニア&プロふれあい囲碁まつり

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夏休み恒例のプロ棋士と子供たちのふれあい囲碁まつりを、明日日本棋院中部総本部で

開催します。

入門、13路、19路大会。

プロに挑戦、指導碁打ち放題(ふくめん棋士出現)。

ナゾ解きアドベンチャー。

メインイベント、カードアイテムを使ってプロを倒せ。

お楽しみ抽選会と盛り沢山

高校生以下の人対象です。

当日参加もできます。

時間は13時から。参加料は1500円、指導碁打ち放題2000円。

お待ちしてます。

思いこみ

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碁聖戦第4局は羽根さんが勝って2勝2敗のタイになりました。

第5局は8月29日関西棋院で打たれます。

中部総本部は休館日ですが、15時から解説会を開催します。

前回、中部総本部での挑戦手合いは34年ぶりと書きましたが、

20数年前に加藤正夫王座対羽根泰正九段の対局があったそうです。

思いこみとは恐ろしい。

自分の記憶のいいかげんさに、あきれました。

新企画

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こんにちは、柳澤です。

先日「夏休みジュニア&プロふれあい囲碁まつり」が開催されました。

 

普通に指導碁などもありますが、この会ならではの特別企画があります。

僕は当日は行かれなかったのですが、

話を聞くと、予想以上に盛り上がったみたいです。

 

企画と運営の中心人物である、

下島七段と大澤初段に、当日の様子を伺ってみました。

 

 

特別企画その1 『謎解きアドベンチャー』

柳澤 「こないだはお疲れ様でした。」

大澤 「お前なんで来んかった?」

柳澤 「ちょっと別用が・・・。でも本当に行きたかった。」

下島 「いや〜めっちゃ楽しかったよ。」

柳澤 「謎解きアドベンチャーはどうでした?」

大澤 「子供たちにボッコボコにされた。物理的に。」

 

謎解きアドベンチャーとは、隠された問題を探し出し、

たくさん正解することで賞品をもらえるゲームです。

そして、その問題は棋士の体のどこかに貼り付けてあるので、

必然的に、大勢の子供達が棋士によってたかって、

服をめくったりよじ登ったりしながら探すことになります。

 

下島 「会場を逃げ回ったよ(笑)」

柳澤 「まさにお祭りですね。」

 

特別企画その2 『ふくめん棋士』

 

柳澤 「なんちゅーお面・・・。でも去年と比べるとだいぶ面影が残ってますね。」

 

昨年のふくめん棋士は、Tシャツ短パン、サンダル履きで、

サングラスとマスクを着けて、麦わら帽子をかぶっていました。

それは覆面というか、もはや変た・・・・・・

 

大澤 「ふくめん棋士は最強キャラ。常に本気で負かしにくる。」

柳澤 「今年は誰か勝った子はいましたか?」

下島 「2人いたみたいだね。」

 

特別企画その3 アイテム碁 「カードアイテムを使って棋士を倒せ!」

棋士VS子供達の連碁です。

そして、なんと棋士が黒を持ちます。

そのかわり子供達は、対局を有利にするアイテムカードが使えます。

「アゲハマ20目」 「2手打ち」 「山城」 「目隠し」 「筒」 「早口言葉」 「菜箸」 

以上7つのアイテムがあります。

 

柳澤 「説明が無いと分かりませんね。アゲハマもらえるのと、2手打てるってのは、分かりますが。」

大澤 「山城は山城先生が一手打ってくれる。」

柳澤 「なるほど。目隠しは?」

下島 「棋士に目隠ししたまま一手打ってもらう。スイカ割りみたいな感じ(笑)」

柳澤 「やってみてどうなりました?」

大澤 「宮川先生が、マスの中に置いたので、一手パスになった(笑)」

 

柳澤 「筒(つつ)は?」

大澤 「でっかい望遠鏡みたいな筒を、のぞきながら打ってもらう。」

下島 「まったく碁盤全体が見えないんだよね。」

大澤 「筒が長くて手が碁盤に届かないから、16の四、とかって口で言ってもらう。」

柳澤 「それは誰がやったんですか?」

下島 「鶴田くん。で、言ったところにすでに石があった(笑)」

大澤 「それも一手パスに(笑)」

 

 

柳澤 「じゃあ次は、早口言葉。」

大澤 「打つ前に3回言ってもらって、カンだら一手パス。」 

下島 「その言葉も、僕たちの創作。作るのが楽しかったな。」

柳澤 「なんか、いっぱい作りましたよね。」

大澤 「使ったのは3つだけ。」

 

「秀策 就職」

「山城宏 潮干狩り」

「湯冷め 梅沢由香里 くらり」

 

下島 「これはヒョンジョン(金三段)がやって・・・カンだね(笑)」

柳澤 「普通にカミますよね。しかもプレッシャーのかかる状況で。」

大澤 「子供達が復唱してたのが面白かった。」

 

柳澤 「最後に、菜箸(さいばし)は?」

大澤 「菜箸で碁石をつまんで打つ。けっこう難しい。」

下島 「これは中野先生がやったんだけど、上手いこと石を持ってたよ。」

大澤 「あそこに打ててたら、黒が勝ったかも。」

柳澤 「ということは、結局落ちたんですね?(笑)」

下島 「うん、打つ直前にポロっと。」

大澤 「理想的なオチ(笑)」

 

柳澤 「で、結果はどうだったんですか?」

大澤 「最後は白(子供達)の4目勝ち。」

下島 「ここまで細かくなるとは思わなかった。棋士は強いね(笑)」

 

一等は超豪華! お楽しみ抽選会

柳澤 「今年も景品が豪華でしたね。」

 

特賞が当たると、wii、PSP3000、3DS、などのゲーム機か、

 2万5千円相当の碁盤セットの中から好きなのを選べます。

ちなみに4等が花火セットです。

 

大澤 「やっぱり花火はみんな喜ぶ。」

下島 「今年も子供達のエネルギーが凄かったね。」 

 

 

「夏休みジュニア&プロふれあい囲碁まつり」は、来年もまた、さらにパワーアップして開催されます!

乞うご期待!!

 

子供教室の子たちが

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昨日は棋院で指導碁でした。なぜだかみんな当番とよんでます。

東京の大学に行っている、教室に来ていた子が夏休みの里帰りを

利用して指導碁を打ちに来ました。

囲碁部で鍛えられているとみえ、強くなっていて4子でやられました。

彼の話によると他の大学の囲碁部1年の子にボコボコにされたそうで、

その子もうちの教室に通っていたという話。

その子は元院生だからしょうがないよとなぐさめておきました。

指導碁の合間に段級位認定大会を覗いてみると、以前教室に来ていた子に声をかけられ、

中学生だった子が、東京の大学生3年で見ちがえてしまいました。

その子も夏休みで里帰りのついでに、初段を受けに来たそうです。

教室に来ていた子供達が大学に入っても囲碁を打っているのを見ると、

なんだかほんわかしてきます。


だんご三世代囲碁大会

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10月10日初企画!トッポリーノ主催『だんご三世代囲碁大会』が中部総本部で開かれました

子供+親+祖父母=各世代ひとチームの団体戦に16チームが大集合〜初心者にも親しみやすい13路盤+ハンヂィー戦です。

プロ棋士〜初心者、お子さんからおじいちゃんおばあちゃん、外国人も多数参加して、にぎやかなイベントになりました 参加賞はもちろん”だんご” 詳細はこちらトッポブログから〜

ご参加くださったみなさん、ありがとうございました

とくに先輩後輩、多くのプロ棋士&ご家族にご協力を頂きました。感謝感謝です

 

週刊碁

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今週発売の「週間碁」、皆さん読んでください

王冠戦の記事を、記録係を担当した柳澤三段が書いてくれました。

盤側に張り付いている記録係ならではの、臨場感あふれる観戦記になっています。

また同じ棋士として、心理状態にも踏み込んだ描写はなかなかのもの

観戦記デビューとしては期待以上の出来栄えではないでしょうか。

詳しい内容は皆さん、ぜひ紙面で

スポーツアコードワールドマインドスポーツゲームズ大会

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この長いタイトルの名前の大会は、スポーツアコードという国際オリンピック委員会に承認

されている国際スポーツ団体が主催のマインドスポーツ(囲碁、ブリッジ、チェス、ドラフツ、

シャンチー)の大会です。

国際囲碁連盟(IGF]  はマインドスポーツゲームの団体(IMSA] に加盟しています。

IGFは日本棋院内に事務所を置き以前は日本棋院理事長が会長を務めていました。

近年は、日本、中国、韓国の3カ国の持ち回りになっていて今年は中国が務めています。

もちろん欧州やアメリカの人も理事になっています。

この大会は今後5年間北京で開催の予定です。

今回の日本代表は山下名人、私、小県九段、坂井八段、向井四段の5人での団体戦

と山下名人と向井四段のペア戦の2種目で日本はどちらも3位でした。

毎度のことながら中盤まで優勢な碁を逆転されるパターンです。

私も2局必勝の碁を落としてしまいました。

国際戦における日本の課題ははっきりしていると思います。

まずはメンタル面の弱さ。短い時間での正確な読み「詰め碁、ヨセ」

中国、韓国では、子どものころ、詰め碁やヨセを徹底的にたたき込むらしい。

又この大会は10日間の長丁場とドーピング検査があるため出発前から薬も飲めず

おじさんにはきつい。坂井さんも風邪で薬も飲めずつらそうでした。

そんな訳で今後は国際大会の経験もできることから若手で編成してはどうでしょうか。

表彰台に昇りメダルをかけられ日の丸が揚がるのは感動です。やはり一番高い所で

金色がいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

中部総本部創立記念早春囲碁の集い

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昨日、名鉄ニューグランドホテルで行われました。昨年に続き2回目の開催。

所属棋士50名とお客様200名の参加をいただきました。

指導碁1人2局、公開対局、そして1昨年、昨年の土川賞の受賞式、

羽根碁聖の祝賀会を行いました。

土川賞は1昨年が私、昨年は羽根碁聖が受賞しました。

ご来場の皆さまありがとうございました。

棋士のみなさんお疲れさまでした。

スタッフのみなさんお疲れ様でした。

書道部

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棋士の集まり=棋士会にはいろいろな同好会があります。

テニス部、ゴルフ部、スキー部、、、で、私は書道部。

昨晩はいつもお世話になっている先生お2人をお招きして懇親会がありました。

 

陽山先生は囲碁が大好き

お酒を召し上がらない二人による恒例の対戦〜

 

 

で、その横で勝手に盛り上がるのんべい組〜

楽しい一夜はあっという間でした。

 

囲碁にとって書道は一生お世話になる間柄。

先生、これからもどうか宜しくお願いいたします 

 

第二回だんご三世代囲碁大会

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10月8日(月/祝)第二回だんご三世代囲碁大会が中部総本部で開かれました〜 

3年前に仲間と立ち上げたNPOトッポリーノが主催する、子ども+親世代+祖父世代の三世代(基本)チームが13路盤で戦うユニークな大会です 昨年より10チーム多い26チームにご参加頂きました

 

 

ハンヂィー戦(自由置碁)+ジゴ黒勝ち ルールが分かれば誰でも参加できます

外国人も女性も、入門者からプロまで碁盤をはさんで一緒に楽しみました。

羽根一家4チーム 中野プロは3チーム吉岡プロ、西本先生、山城九段、磐田市で子ども教室を開き活躍中の梅艶プロ、みなさん選手として参加

応援に大阪から親友の水戸ちゃん、ブログでお馴染み”へいちゃん”こと下島プロも駆けつけてくれました 

ご参加頂いた多くの囲碁仲間、先輩棋士に感謝感謝です

 

対局の合間にはいろいろなゲームで遊びます。初めて出会った大人も子どもも、すぐに仲良しに〜 

ご家族が多いせいでしょうか、和やかな雰囲気の会場に笑顔の輪が広がります。

 

囲碁の素晴らしさを心から感じた一日でした、皆さまありがとうございました

これからもユニークで楽しい活動を続けていきます〜

 

囲碁ナショナルチーム 愛称募集中!

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世界戦で勝てる棋士を育成しましょう!ということで、囲碁ナショナルチームが編成されました。

そこでそのナショナルチームの愛称を募集しております。

○○ジャパンとかチーム○○とか。

詳しくはこちら→http://www.nihonkiin.or.jp/news/2013/04/post_469.htmlをご覧ください。

応募いただいた方から、抽選で100名様に1000円分のクオカードを進呈いたします。

みなさまご応募よろしくお願いします!

 

 

 

 

 

 

 


中部総本部の木曜日

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中部総本部では今も昔も和室での対局です。

今日の大広間は羽根泰正九段、山城九段、小県九段、等など勢ぞろい。個室では彦坂九段vs伊田4段の対戦がネット中継されています。

繰り広げられる盤上の闘いに、各部屋はもう熱気ムンムン〜!

これから折にふれ中部総本部の対局の様子を写真&棋譜等を交えて、お伝えする事になりました。皆さま乞うご期待下さい!

 

とある木曜日の光景

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プロ棋士が対局後、ほぼ100%やること、それは・・・

 

検討。(感想戦ともいいます)

 

木曜日は、棋士の対局日。

朝10時に始まった対局も、18時頃には大体終わってきます。

 

この時間帯の棋士たちの様子に、スポットライトを当ててみました。

 

日本棋院中部総本部2Fロビーでは、その日最も注目の対局が観戦できる、モニターが設置されています。

この日(5月30日)は、羽根直樹九段VS清成哲也九段の王座戦本戦。

すでに対局は終了し、検討の模様が映し出されています。

ちなみに、無音です。

 

対局は3Fで行われています。

生で見たいと思っても、関係者以外は入れません。

 

僕は、まんざら関係がないこともないので、対局室に突入してみました。

真剣な検討が続いています。

 

日本棋院中部総本部1Fには、囲碁カフェ&レストラン 「UN-CHAIN(アンチェイン)」があります。

木曜日は、対局の終わった棋士が来ることが多いです。

 

対局の終わった棋士たちが検討してました。

左から、山本賢太郎五段、大澤健朗二段、下島陽平八段です。

大澤二段は、UN-CHAINのオーナーでもあります。

 

それにしてもこの男達、

「見た目が棋士っぽくない棋士選手権」

があれば、確実に上位を独占するでしょう。

 

結果は、このような紙に勝者が記帳します。

羽根VS清成戦は個室でしたが、多くの対局は大広間で行われます。

 

大広間で、最後に残っていた一局が終局しました。

中野寛也九段VS鶴田和志二段

激戦の熱が冷めやらぬまま、布石から振り返って検討しています。

結果はどうだったのでしょう?

 

再びUN-CHAINに戻ると、棋士が増えてる!

そして爽やか棋士下島陽平の、ゴリラっぽい瞬間を捉えてしまいました。

 

宮川史彦七段と伊藤庸二九段が検討の中心になっています。

文明の利器、アイパッドで検討。

 

そうこうしていると、鶴田二段が検討を終えて降りてきて、

「中野先生にどうやったら勝てるのでしょうか・・・」

とつぶやく。

 

彼は今年、中野九段と二回手合いで当たって、二回とも・・・・・・・だそうです。

 

ちなみに彼の今年の成績は九勝二敗。

 

全対局が終了した大広間。

プロ棋士たちが己の存在を懸けて戦った熱気が、まだ残っています。

 

先日の記事で重野二段が

「熱気ムンムン」

形容していましたが、大げさではありません。

 

入った瞬間に、明らかに空気が異質です。

揮発した血と汗と涙が飛散している感じがします。

  

未だ、その生態の大部分が謎とされているプロ棋士。

 

プロ棋士は、複数集まると碁の検討を行うという習性があります。

「勉強しなきゃ」 と思ってやってるわけではなく、習性なのです。

 

大勢で検討し始めると、終わらなくなります。

時に、飯を食うのも忘れて延々と検討し続けます。

 

誰かが「飯食いに行こうよ」と言っても、

大体シカトされて検討が続きます。

 

空腹にたまりかね、無理矢理ザーッと石を片付けても、

みんな頭の中でイメージできるので、平然と検討を続けます。

 

だったら飯食いながらでもできるじゃん・・・・・・

 

それが、プロ棋士です。

 

突然このようなリポートをしてみましたが、

いかがだったでしょうか?

 

以上、柳澤でした。

 

お昼休みは静かにウォッチング

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こんにちは、柳澤です。

先週に引き続き、プロ棋士の対局の模様をお伝えしたいと思います。

 

午前10時から始まった対局は、

11時45分〜12時30分の間、昼休憩となります。

食事など自由に行って来れます。

 

個人的には、手合い日はあんまり食べられないので、

もっぱら散歩します。

 

中部総本部最高の部屋、「祥雲の間」。

中根直行八段VS瀬戸大樹七段の王座戦本戦が行われています。

ここは「和光の間」。

いろんな小道具が散乱していますね。

こちらは大広間。

休憩中の数人の棋士たちが盤面を見て廻っていました。

 

僕がカメラを構えたことに気付くと、

みなさん、厳かにフレームアウトなされました。

 

個人的に注目の一戦。

中野寛也九段VS志田達哉六段 (志田の先番)

右側のクッションとかリュックとかが置いてある方が中野九段です。

個人的に注目の一戦 ?

小県真樹九段VSビャンウォンケイ初段 (ビャン初段の先番)

漢字が一文字たりとも変換できない、ビャン新初段の初手合い。

 

この時間帯は、まだ差し手争い。

休憩のときに手番の人の方が、たくさん考えられて有利じゃないか、

と思われるかもしれません。

 

しかし、あんまり根を詰めすぎると

逆に悪手を打ちかねないような局面なので、

大多数の棋士はそれほど気にしません。

 

でも中には、全く休むことなく、延々と碁盤の前で考慮にふける棋士もいました。

 

それもどうか?ということで、

今では、着座することが許されているのは

再開5分前から、となっています。

 

さて、 そろそろ対局が再開されます。

 

昨日の続き

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個人的に注目した二局は・・・

 

中野VS志田 中野九段の白番中押し勝ち

小県VSビャン 小県九段の白番中押し勝ち

 

いずれも、大先輩が若手を退けました。

 

志田六段は、形勢が悪くなっても表情が全然変わりません。

知ってはいたけど、本当に淡々と打つなー、

と思いつつ観戦しました。

 

 

さて・・・・・・

 

 

おやすみなさい。

 

 

 

 PS このブログをお読みの皆様、

    何かご質問やご要望などあれば、ぜひ書き込んでください。

    (棋士のこんな姿が見たい、この碁を解説して欲しい、など)

    ブログを書く上での参考にさせて頂きたいと思います。

 

PPS  先週の記事にコメントしてくださった皆様、ありがとうございました。

     ホメられて伸びます。

 

 

とある火曜日の研究会

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こんにちは、柳澤です。

今日は、彦坂直人九段が中心の研究会が行われています。

若手棋士や院生たちが、一人ずつ自分の最近打った碁を並べて、

彦坂九段に講評してもらいます。

 

この研究会は、最初2,3人でやっていました。

今では、彦坂九段の快刀乱麻を断つ講評を慕い、

若手や院生がずいぶん集まるようになりました。

 

今、並べているのは鶴田二段。

正面にいるのが彦坂九段、志田六段、中野九段。

基本、彦坂九段の講評がメインですが、もちろん他の棋士も参戦します。

 

彦坂九段と全く異なる囲碁観を持つのが、中野九段。

 

中野九段 「こうしたらどうですか?」

彦坂九段 「イヤ、それはないだろ」

中野九段 「ええー?そうですかぁ?」

 

みたいに真っ向からぶつかることが、しょっちゅうあります。

 

中野九段、自説を述べる

      ↓

彦坂九段に一刀両断される

      ↓

中野九段、図を作って粘る

      ↓

また彦坂九段に言葉で一蹴される

      ↓

両先生のやりとりがあまりに面白いので、若手が吹き出す

 

この流れが何回繰り返されたかわかりません。

 

部分的な手どころでは、読みの強い伊田四段。

 

伊田四段 「そこはツケコシでわかりやすく取れてるんじゃないですか?」

彦坂九段 「おお、なるほど。・・・というかお前、そんなところからしゃべってないで、近くに来いよ」

伊田四段 「あ・・・」 (とニコニコして、行かない)

 

難しい局面で、信頼されている志田六段。 

 

彦坂九段 「これは難しいな。どうだ、志田?」

志田六段 「・・・・・・・・・」

彦坂九段 「お前も、たまには何か教えてくれよ(笑)」

志田六段 「・・・・・・・・・」

 

このように、それぞれが持ち味を発揮しつつ、検討が進みます。

 

彦坂九段は、遠目には近寄りがたい雰囲気ですが、

実際はめちゃめちゃ優しい先生です。

 

そのあたりのエピソードも、

また次回お話したいと思います。 

 

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